Epic Gamesを昨年退職したCliff Bleszinski氏がGamesBeatのインタビューに応じ、今世代を代表するシューター、『Call of Duty: BO2』、『『BATTLEFIELD 3』、『バイオハザード』、『BioShock 3』、『Halo 4』、『Far Cry 3』などなど、様々なシューターに関する率直な意見を語っています。以下Choke Pointより。
Cliff Bleszinski氏 |
『Call of Duty』と『Halo』について
▼ 幾つかシューターの名を挙げるので、ゲーマーとしてではなく、ゲーム・デザイナーとしてのあなたの考えを聞かせて下さい。では、近年の『Call of Duty』から。
Cliff Bleszinski: アイアンサイト越しに友人の顔面を60fpsで撃ち抜くのは、楽しいに決まっているんだよ。あのフランチャイズは、滑らかさに関してはバッチリなんだ。
ちょっとしたゲームデザインのトリックを教えてあげよう。俺も去年知ったばかりなんだ。まず、2本のスティックで操作するシューターを立ち上げたら、回ったり上下を見たりしてみるんだ。幅の狭い物から幅の広い物まで、自分が望むような放物線を簡単に描けるなら、シューター版の協調運動訓練でバランスが取れているということになる。『Call of Duty』や『Halo』ではそれが容易に可能なんだよ。
『Black Ops II』のシングルプレーは・・・最初は楽しめたし、一本道にならないように力を入れたという話は聞いていたんだけど、それでも我慢できなかった。未だに敵が無限沸きするように感じられたし、敵を一掃するんじゃなくてチェックポイントまでダッシュするだけみたいな感じだった。そういうのは好みじゃないんだ。極めてオープンでクレージーな事件が色々起きる『Far Cry 3』のようなキャンペーンと比べちゃうと、ああいうキャンペーンはもうプレーできないよ。
『Call of Duty』のマルチプレーは、Perkとか色々アンロックしていく作業が楽しいよ。マップの多くはかなり狭いと感じた。航空母艦のマップとか、ボート上のマップとかね。水上が舞台だと、どうしても狭苦しく感じてしまう。
子供たちはプレーする時間が無限にあるし、1発か2発で敵を倒せるから、結局は先に撃った方の勝ちになってしまう。そこにレイテンシが絡んでくると、誰が勝つかは運次第ということになってしまうんだ。
シーソー・ゲームをプレーしたくなったら、『Halo』をプレーする。『Halo』のマルチプレーは、先手必勝という感じはしないんだ。『Call of Duty』は先に敵を見つけたほうが勝ちだが、『Halo』にはシールドがあるからね。敵がグレネードを外すかもしれないし、自分がジャンプで逃げ切れるかもしれない。リチャージするチャンスがあるかもしれないし、仲間が助けに来てくれるかもしれない。激しいせめぎ合いが存在する感じがするんだ。
『BATTLEFIELD 3』について
▼ 『Battlefield 3』はどうですか?沢山プレーできましたか?
Cliff Bleszinski: 正直言うと、今一つハマれなかったね。
▼ その理由は?
Cliff Bleszinski: キャンペーンにやたらスクリプト演出が多くて、そういうのは好きじゃないんだ。それに、隅々まで楽しむにはハイエンドPCが不可欠なゲームのようにも感じられた。新居に引っ越した後なら凄いデスクトップも用意できるんだけど、今はラップトップしかないんだ。
マルチプレーは、全員がスナイパーでキャンプしているように感じられた。歩いては死に、歩いては死に、の繰り返しだよ。ハイエンドPCを手に入れたら、DLC全部もまとめてインストールし直して、乗り物で大騒ぎしているようなサーバーに入れたら良いね。高解像度で走り回れたら、さぞかし美しいだろうなと思うよ。少なくとも俺にとっては、それがあのゲームの遊び方だ。
その他にも『Biohazard 4』が『Gears of War』に与えた影響や、様々なシュータータイトルの感想を答えてくれています。中でも何度か名前がでた『BIOSHOCK』や『Far Cry 3』はお気に入りの様子。全文はソースでご覧ください。
Source:Choke Point
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